Fokker  Dr.I    



こいつは複葉機でなくて
空気抵抗の多い張り線をなくした無茶な三翼機です
単葉が3枚な構造なので支柱も棒が一本
そのうえ
上翼はピッチ剛性を無視した1点支持なので
翼がねじれずにまともに飛べるのは低速時だけです
せっかく空気抵抗を減らそうとした試みも
アイデアだけでエンジニアによる検証はされていないんだろうな











軽快に飛ばすなら補強のため
胴支柱だけでもN字にする必要があります
アクロ仕様なら翼支柱も・・・
この時点でオリジナルじゃRC化が無茶なのがわかります






水平安定板には大きな迎え角が付いています
着陸時に垂直フィン並の効果はあるかも知れませんが、意味が分かりません
もちろん、トリム機能は持っていません




胴体と治具








エンジンはロータリー9気筒

こんなエンジンです
クランクケースは回るけどクランクは回らない
プロペラはあるけどプロペラシャフトはない


尾翼は鋼管フレームに前縁後縁パイプを付け足した構造


脚にも翼が付いていますが
ここもステーは1点止めでフラッターと空気抵抗にしか貢献してませんね



上翼


中翼


下翼


信憑性は?
中翼は迎え角が小さく、上下翼の隔離   
低速時の整流板として存在するんでしょうか




CADファイル(dxf)
「著作権を放棄しているわけではありません。商業利用は御遠慮ください。






翼取り付けの悪さは始動時の上翼の揺れと
エレベーターの細かな修正舵でよくわかります


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